2005年08月13日

ウィリアム・アイリッシュ「裏窓」

1942年作。本格推理ではない、サスペンスだ。魅力を以下、列挙してみたい。
@舞台設定の巧さ。裏窓から見ている動けない男の推理という設定が面白い。
A対象とのほどよい距離が心地よい。
B語り口のゆとり。まんま語らない。ユーモア、アイロニーを混ぜる。
C人間を見る眼の独自性。風刺的に見る。突き放して見る。哀愁がある。
Dキーワードは「遅延反応」。
E小道具は「望遠鏡」。
F会話の巧みさ。
G音の効果は「コオロギ」。
H大きな竪型トランクは読者へのエサ蒔き。
I主人公が動けない訳を最後に明かす。
Jストーリー展開が巧み。読者をハラハラさせるテクニックは抜群。
Kサムと友人の刑事の使い方がいい。無駄がなく、物語としての完成度を高めている。つまり、脇役の使い方が巧いのである。

●ウィリアム・アイリッシュの情報を探す。


★「本・雑誌」の人気ランキングはこちらです。



★「小説・エッセイ」売れ筋ランキングはこちら。


★「エンタテイメント」人気ランキングはこちら。
 
●面白い本をランキングで探す。


posted by オグ at 20:59| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 広義のミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。